2017年1月17日火曜日

キム・ニューマン〈ドラキュラ紀元〉新作短篇、コミカライズ、第五作目が今年続々刊行予定

ドラキュラ紀元 (創元推理文庫)
キム ニューマン
東京創元社
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ドラキュラ戦記 (創元推理文庫)
キム ニューマン
東京創元社
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ドラキュラ崩御 (創元推理文庫)
キム ニューマン
東京創元社
売り上げランキング: 579,632


 ヴァン・ヘルシング教授が処刑され、ロンドンはいまや吸血鬼の手に落ちてしまった――。そんな状況下で実在の人物や有名無名なフィクションのあんな人やこんな人がこれでもかと入り乱れ、さらにアレやコレやのパロディがブチこまれる――。ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の“続編”にして、超特盛りの歴史改変クロスオーヴァー・ファンタジー&スーパー吸血鬼大戦エンターテインメント。それが、キム・ニューマンの〈ドラキュラ紀元(Anno Dracula)〉シリーズ。90年代に『ドラキュラ紀元』(1992年)、『ドラキュラ戦記』(1995年)、『ドラキュラ崩御』(1998年)の三作が刊行。その圧倒的情報量と何でもアリの趣向は日本でも熱狂的なファンを生み出し、1995年、1998年、2002年に東京創元社よりそれぞれ刊行されたシリーズ第一作~三作の邦訳(鍛元靖子 訳)はいずれも絶版となって久しいながら、今なお復刊が強く望まれています。かくいう自分も、今年こそは、今年こそは……という望みを託しながら、つい先日募集が開始されたばかりの創元推理文庫の復刊アンケート2017に一票を投じた次第でございます。


「THE WOLD NEWTON UNIVERSE:The Anno Dracula Character Guide」



Johnny Alucard (Anno Dracula, 1976-1991)
Titan Books (2013-09-06)


ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち
ニール・ゲイマン キム・ニューマン ジョン・ディクスン・カー 朝松 健
書苑新社
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ナイトランド・クォータリーvol.01 吸血鬼変奏曲

書苑新社
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 2013年にはシリーズ第四作となる中短編集『Johnny Alucard』が本国で刊行され、話題となりました。日本ではアトリエサード発行の《ナイトランド・クォータリー》にて同作の一部が訳出(植草昌実 訳)されており、2015年5月刊行の第一号でプロローグ部分にあたる「血の約束―ドラキュラ紀元1944」(Promises to Keep: Anno Dracula 1944)が、2016年5月刊行の第五号「砂漠の城―ドラキュラ紀元1977」Castle in the Desert: Anno Dracula 1977)が掲載されています。





Anno Dracula 1899 and Other Stories
Titan Books (2017-02-01)


 今年、2017年は『吸血鬼ドラキュラ』初版刊行120周年ですが、同時に〈ドラキュラ紀元〉イヤー、キム・ニューマン・イヤーなのではないかというほどに彼の刊行でトピックがいくつもあり、見逃せません。まず、来たる1月24日に『Anno Dracula 1899 and Other Stories』が刊行されます。〈ドラキュラ紀元〉新作短編 “Yokai Town(妖怪タウン): Anno Dracula 1899”や、エドガー・アラン・ポーやジャック・ザ・リッパー、フランケンシュタインなどを題材とした短編など、21編を収録したホラー短編集。下記、dreadcentralの紹介記事にて収録作のタイトルが掲載されています。

「Titan Releasing Kim Newman's Anno Dracula 1899 and Other Stories January 24th」
(from dreadcentral|2017.01.09)





Anno Dracula #1
Anno Dracula #1
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Titan (2017-03-22)


 そして、ポール・マキャフリー作画によるコミカライズ『Anno Dracula 1895: Seven Days in Mayhem』が3月22日に配信リリースされます。完全新作エピソード。さる1月14日付でアップされたキム・ニューマンの最新インタビュー記事で、同コミカライズについて語っています。コミック本編の一部も掲載。

「“I Was Insistent From The First That I Would Write It” ? Kim Newman On His Anno Dracula Comics」
(from bleedingcool | 2017.01.14)

「Exclusive: Titan Announces New Comic Series Based on Kim Newman's Anno Dracula」
(from dreadcentral|2016.10.28)





Anno Dracula - 1999: Daikaiju
Anno Dracula - 1999: Daikaiju
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Kim Newman
Titan Books (2017-10-03)
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 さらに極めつけは、シリーズ第五作『Anno Dracula 1999: Daikaiju(大怪獣)』が10月3日に刊行予定。1999年の大晦日の東京を発端として、サイバーパンク、カイジュウ、ヤクザなどをブッこんだ一作になるそうなので、既に期待感がうなぎのぼりです。


 In 1899 Geneviéve Dieudonné is working as a doctor on a ship of vampire refugees from Dracula's Britain, as Christina Light, a vampire who can literally turn into light, persuades the Emperor to cede a section of Tokyo to her as the Vampire Bund, a Shanghai-like international settlement of the undead and her own power base.
  New Year's Eve 1999 in the Vampire Bund in Tokyo, and Christina is on the cusp of completing her hundred-year plan to become an ascendant power in the world. Only vampire samurai Nezumi stands in her way...
  In this the fifth gripping novel in the acclaimed alternative history vampire series, Newman takes his story to turn-of-the-century Japan and a world of cyberpunk, kaiju and yakuza.




Video Dungeon
Video Dungeon
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Kim Newman
Titan Books (2017-09-26)
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 また、シリーズ第五作に少し先がける形で、9月26日には、ニューマンが過去25年のあいだに《Empire Magazine》で書いてきたベスト&ワースト映画批評をまとめた『Video Dungeon』が刊行される予定です。

 Ripped from the pages of Empire magazine, the first collection of film critic, film historian and novelist Kim Newman’s reviews of the best and worst B movies.  Some of the cheapest, trashiest, goriest and, occasionally, unexpectedly good films from the past 25 years are here, torn apart and stitched back together again in Kim’s unique style.  Everything you want to know about DTV hell is here. Enter if you dare. 

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