2017年6月22日木曜日

「SYMPHONIC NIGHT VOL.1(BAROCK PROJECT&MOON SAFARI)」2017年6月22日@TSUTAYA O-EAST ライヴレポート


http://www.marquee.co.jp/live/maniera.html

 イタリアのBAROCK PROJECTと、スウェーデンのMOON SAFARIのツーマンライヴに行きました。前者は初来日、後者は2013年11月の「ヨーロピアン・ロック・フェス2013」、2014年10月の単独来日公演に続く三度目の来日です。


《BAROCK PROJECT》

01. Overture
02. Gold
03. My Silent Sea
04. Fool's Epilogue
05. Broken
06. Skyline

【Encore】
07. The Longest Sigh


 セットリストは、日本での出世作となった4thアルバム『Skyline』の楽曲を中心に、バンドとして大きな転換点となった3rdアルバム『Coffee In Neukölln』から、クラシカルな香りをたっぷりと含みこんだ"Fool's Epilogue"、「◯◯のフォロワー」感を脱臭して、バンドの基本コンセプトであるクラシックとロックの融合に全力で注力した最新作『Detachment』からの"Broken"という、それぞれの自信曲を挟んだ全7曲。冒頭で演奏されたインストナンバー"Overture"こそ、演奏がちょっと固かった印象がしましたが、二曲目の"Gold"の途中からはしっかりとエンジンがかかってきて、中盤以降はバッチリ最良に仕上がっていました。"Broken""Skyline"も、そしてアンコールの"The Longest Sigh"も、歌心のあるメロディと、堅実な演奏でじわじわ盛り上げていく楽曲の強さは改めて素晴らしいの一言。リーダーのルカ・ザッビーニはやはりイケメンのオーラを放っており、キーボードはもちろん、ヴォーカルにギターにと大活躍。客席の拍手フライングが途中若干あったのだけど、次の曲の終わりごろで「もうちょっと待ってネ」という感じで人差し指でサインを出した後に「OK!」と言って曲を締めていたところもお茶目でした。脱退したルカ・パンカルディの後任として加入した新ヴォーカルのアレックス・マリは、立ち回りをふくめてやはり上手いなあと。ザッビーニはギターもヴォーカルもこなせる人でもあるのだけど、楽器隊は基本的に堅実さ重視のためあまり動かないし、歌心のあるクラシカル・ロックの舵取りでは彼が動き回ってうまいことコントロールしていたという印象があります。イタリア本国ではIRON MAIDENやQUEENのトリビュートバンドなどでも歌っていたとのことで、実にこなれていましたね。スタジオ盤でのギターとドラムはマルコ・マッツォッコーロとエリック・オムベッリがそれぞれプレイしていますが、ライヴではジャコモ・アンセルミとアンディ・バルトルッチがメンバーとしてプレイ。チリチリヘアが印象的なジャコモはアメリカで音楽理論を学んだ人で、GOBLINのファビオ・ピニャテッリとアゴスティノ・マランゴロを擁する別動隊ゴブリンことGOBLIN REBIRTHのギタリストでもあります。アンディはジャズ/フュージョンにも造詣の深いセッションドラマーです。


http://www.barockproject.net/



《MOON SAFARI》

00. Sugar Band (Outro部分)
01. 1987 (新曲)
02. A Kid Called Panic
03. Emma Come on (新曲)
04. Constant Bloom
05. Southern Belle
06. Heartland
07. Too Young to Say Goodbye
08. Diamonds
09. Beyond the Blue (新曲)

【Encore】
10. Mega Moon
11. Constant Bloom



 25分の休憩を挟み、MOON SAFARI。前回の来日公演も値千金のライヴでしたが、今回はその前回の印象すらもさらに鮮やかに上回る、完成されたパフォーマンス。最大四人で折り重なる華のあるヴォーカル/コーラス、グレイトな演奏、そして、動き過ぎだろ! というくらいにステージ上を所狭しと艶のあるムーヴでクネクネ動き回るペッター・サンドストロム! とにかくメンバーや客席を煽るので楽しいったらありゃしない。圧倒的でした。いや圧倒的すぎた。2015年の時点でライヴで披露されていた"Emma Come on"をふくめ、"1987" "Beyond the Blue"と、現行アルバム未収録の新曲も計3曲披露。"Emma Come on" "1987"はどちらも「顧客がムーンサファリに求めているもの」がギュッと詰まったベリベリキャッチーで爽やかで激甘なコーラスポップチューン。"Beyond the Blue"はアカペラ曲です。前回の来日のあと、2015年に脱退したトビアス・ラングレンの後任としてドラムをプレイしているミカエル・イスラエルソンは、ヴィンテージ路線のプログレハードバンドとしてデビュー時は日本でも少し話題になったBLACK BONZOのドラマーでもあるのですが、実際観るとこんなにも近距離パワー型だったのかと。とにかく音が重いしデカい。その一方で、アカペラ曲の"Southern Belle"ではキーボードを弾いたりするので、ギャップ萌え要員でもあります。アンコールは「ロックマン、メガマン、メガムーン」というシャレっ気のあるコメントとともに"Mega Moon"。そしてダメ押しの"Constant Bloom"で〆。コンパクトなセットながら、旨味がギュッと濃縮された一時間でした。翌23日の単独公演は、去る5月にアメリカで開催されたRoSfestでのセットリストと同じだったようですね。しかしながら、今回もアンコールで30分超演っていてさすがだなと(ちなみに前回の来日でもアンコールが50分くらいありました)。


http://www.moonsafari.se/


NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【BAROCK PROJECT : SKYLINE】
(from Marunouchi Muzik Magazine)
インタビュー(日本語)

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【BAROCK PROJECT : DETACHMENT】JAPAN TOUR 2017 SPECIAL !!
(from Marunouchi Muzik Magazine)
インタビュー(日本語)

PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【MOON SAFARI】
(from Marunouchi Muzik Magazine)
インタビュー(日本語)


MOON SAFARI『Lover's End』(2010)
MOON SAFARI『THE LOVER'S END TRILOGY』(2012)
MOON SAFARI『Himlabacken Vol.1』(2013)

BAROCK PROJECT『Coffee In Neukölln』(2012)
BAROCK PROJECT『Skyline』(2015) 

GOBLIN REBIRTH『Goblin Rebirth』(2015)

2017年6月18日日曜日

立山秋航『TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック』(2017)

TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック
立山秋航
ビクターエンタテインメント (2017-06-07)
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 2017年1月から3月にかけて放送されたアニメ「けものフレンズ」のサウンドトラック。もはや何度観返したかわからなくなるほど観返したアニメでした。そして今も観返し続けております。ストーリーもさることながら、第三話の山々を飛ぶシーンで遠くのほうに観覧車が映っていたり、第四話の地下迷宮で赤いセルリアンが壁を倒してくるシーンで床に非常口マークがあったり、第六話でのライオンによる合戦の図説は、彼女がいる部屋の壁にかかっていたものだったり、よく観てみればさりげなく情報が提示されていたというところも琴線をくすぐられるポイントでしたが、本サントラにもそういったくすぐりがあります。アルバムジャケットのロケーションは、第一話でかばんちゃんとサーバルちゃんが休憩した木陰とテーブルですし、手前に映っている蓄音機はリリース元であるビクター(現 JVCケンウッドグループ)の「蓄音機と犬(His Master's Voice)」のロゴマークにも引っかけているものと思われます。なかなか粋な趣。





 第一話の段階では「音楽制作 ビクターエンタテインメント」というクレジットのみ(第二話はクレジットなし)でしたが、第三話から立山秋航氏のクレジットが出るようになりました。同時期に放送された「アイドル事変」の劇伴も立山氏が担当されていますが、それ以前には「Wake Up, Girls!」(MONACAと共作)、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」「くまみこ」の劇伴も担当されているほか。AKB48周辺やジャニーズ周辺のグループ/アーティストの編曲や、Mi、川本真琴、川嶋あいなどのサポートミュージシャンとしての経歴もあるほか、ポップスバンド LINDA LOU(現 THE LINDA!)のメンバーであるということも重要なポイントです。主題歌「ようこそジャパリパークへ」を手がけられたオーイシマサヨシ氏もSound Scheduleで十年以上にわたって活動されておりますが、立山氏も、もともとはバンドマンなのです。


立山秋航|HIGH KICK ENTERTAINMENT


「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」「くまみこ」のサントラCDはともにDVDの特典であったので、氏の担当作のサントラが単体流通の形でリリースされたのは「けものフレンズ」が初となります。「自然や広さを感じさせるもの」が けものフレンズの音楽の全体的テーマにあること、また、立山氏がバンドではドラマー兼アレンジャーであるということもあってか、パーカッシヴでリズムに特徴のあるスコアが多いのもポイント。頻繁に使用される"ジャングルの中で""とぼけた仲間達"のマリンバとオルガンの味付けや、"風を感じて" "楽しい仲間達" "けもの達のいきづかい"での変拍子など、ユルいようでけっこうトリッキーです。"スコールが来た!"は、軽快に変拍子を叩くマリンバとサスペンス調のストリングスが一体になっているユニークなスコアで、本編ではこの二つのパートを分離して使用しています。また、本編では未使用の後半部ではフリージャズめいた展開も切れ込んできており、かなりビックリします。同様に、アライさん&フェネック専用BGMといっても過言ではない"さわがしい2匹"も、本編未使用の後半部分は音で思いっきり遊んでおり、まさにどったんばったん大騒ぎといったところ。どちらも主張が強すぎたため未使用になったと思われますが、面白いです。一方で、"凪" "不安な瞬間" "けもの達の哀しみ"など、雰囲気の演出のみならず感情的にも訴えかける忘れがたいスコアも多く、さわやかなリズムとメロディで、しみじみとしたエンディングを演出した"フィナーレ"も外せません。

 本編では第三話でしか流れないレア曲ながら、とりわけ印象的な"サンドスター"がサントラの一曲目にきているというのは、タイトルもろとも象徴的に感じます。ヴァンゲリス(「南極物語」のころの)を思わせるエレクトロニック・ミュージック。エレクトロといえば、バリバリのEDMチューンである"セルリアン"も強烈きわまる一曲ですが、「思いっきり人工的でサイバーな曲をくれ」というオーダーで制作したとライナーノーツで立山氏がコメントされておりました。また、怪獣映画のテーマを彷彿とさせる低音バリバリの"強大な敵"では、後半部分でさりげなく"セルリアン"のイントロ部分が流れているのですよね。キユーピー3分クッキングの「おもちゃの兵隊のマーチ」、劇的!ビフォーアフターの「TAKUMI/匠」、「いい湯だな」のちょっとしたパロディである"けもの達のクッキング" "お家ができた!" "ほっこり温泉"といったお遊びもこういったサントラの醍醐味。めちゃくちゃ不穏な"けものおばけ"は個人的には「サスペリアのテーマ」っぽいと思います。第十二話の観覧車のシーンで流れた"ようこそジャパリパークへ(orgel ver.)"は、エンディングクレジットに「音楽協力:河口湖オルゴールの森」とあったので、録音などもここで行われたのでしょうか。





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『TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック』
[VIZL-1164|JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|2017.06.07]


01. サンドスター
02. ジャングルの中で
03. 風を感じて
04. スコールが来た!
05. 凪
06. 洞窟の奥
07. 水辺のやすらぎ
08. とぼけた仲間達
09. 楽しい仲間達
10. けもの達のいきづかい
11. けもの達の哀しみ
12. セルリアン
13. 不安な瞬間
14. てんやわんや
15. 動物紹介
16. かわいい2匹
17. ほがらかな2匹
18. さわがしい2匹
19. お家ができた!
20. けもの達のたたかい
21. けもの達のクッキング
22. 一筋縄ではいかないミーティング
23. 自然の中で
24. ほっこり温泉
25. けものおばけ
26. 強大な敵
27. ようこそジャパリパークへ ~orgel ver.~
(作曲:大石昌良/編曲:立山秋航)
28. フィナーレ


音楽(作編曲):立山秋航


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 立山氏の在籍されている LINDA LOU / THE LINDA!について。2002年に結成され、2003年にLINDA LOUとして活動を始動したバンドは、2004年にビーイング/GIZAと契約。系列レーベルのCULEから1stアルバム『Linda Lou』でデビュー。2005年に『Second Banana』、2006年に3rdアルバム『Third-Onyx』とコンスタントにリリースを重ね、その後、レーベルとの契約終了に伴いインディーズへと戻り、THE LINDA!に改名。2007年に自主レーベルから心機一転の4thアルバム『Four Tunes』を発表しています。同じくビーイング出身であるDEENやFIELD OF VIEWにも通じる爽やかさ、丁寧な歌心、芯のあるサウンドがたまらないグッドミュージックです。個人的には『Third-Onyx』『Four Tunes』を特にオススメいたします。


THIRD-ONYX
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LINDA LOU
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FOUR TUNES
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THE LINDA !
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 また、メンバーはそれぞれに活動を展開されており、現ベーシストの樫村智也(カシムラトモヤ)氏は、GAKU-MCや伊藤かな恵さんのライヴサポート、ももいろクローバーZやキング・クリームソーダのレコーディングなどに参加されています。ここ10年ほどTHE LINDA!としてのアルバムのリリースはないのですが、2012年末に新曲が発表され、公式YouTubeアカウントも開設されています。




http://www.thelinda.jp/

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みゆはん『自己スキーマ』(2017)

2017年6月17日土曜日

「けものフレンズ」第1~12話&12.1話&オリジナルドラマ「じゃぱりまんがり」の各使用スコアについて

TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック
立山秋航
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TVアニメ「けものフレンズ」ドラマ&キャラクターソングアルバム「Japari Cafe」
けものフレンズ 内田彩 佐々木未来 根本流風 田村響華 相羽あいな
ビクターエンタテインメント (2017-06-07)
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立山秋航『TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック』(2017)


 上のエントリの補足というか、コツコツと調査した結果というか。まあ、まずは下の一覧をみてください(クリックで拡大。12.1話「ばすてき」と、キャラクターソングアルバム『Japari Cafe』収録のオリジナルドラマ「じゃぱりまんがり」もカウント対象にしています)。こうしてみると、もっとも使用頻度が高かったのは、トボけた味わいの「楽しい仲間達」。次いで、アライさん&フェネック専用スコアといえる「さわがしい2匹」となります。「風を感じて」「とぼけた仲間達」「かわいい2匹」「ほがらかな2匹」も、汎用BGMといってさしつかえないですね。一方、本編の第3話のみで流れるスコアながら印象的だった「サンドスター」は、じつは「じゃぱりまんがり」でほんの少しだけ流れます。注意深くチェックしてみてください。同じくレアなスコアである「けもの達の哀しみ」は、じつは第11話、12話よりも第8話のほうが長めに流れています。





 けものフレンズでは、スコアから音要素を少し減らしたりピッチを変更したりしたものが流れる場面がいくつもあります。サントラ未収録のスコアかな? と一見思えるものは、いずれも収録スコアからパートを分離したり、音要素を減らしたものです。わかりやすいものとしては「スコールが来た」が挙げられます。このスコアはサントラに収録されている形で本編で流れたことはなく、ウワモノの打楽器パートと、バックのサスペンス調のストリングスパートをそれぞれ分離して使用しています。第6話専用スコアであり、ほら貝、篠笛、三味線が織りなす和風ロックな「けもの達のたたかい」も、各パートを分離して使用しているシーンが多いです。「不安な瞬間」も、バックのシンセ部分を抜き出して使用しているケースが多め。かなり手こずったものが、第5話の終わりや第6話の冒頭などで流れた、シンセがゴロゴロしているトラック。これは「けもの達のいきづかい」のバックで流れてるシンセ部分にあたります。第11話でこのシンセ部分のあとに「けもの達のいきづかい」が続けて流れるので、ようやく気づけました。また、「強大な敵」は、後半部分で「セルリアン」のイントロが少し混ざっています。なお、第12話のゆうえんちのシーンで流れたピアノ曲は立山秋航氏ではなく、ヴィンセント・ユーマンス作曲による往年のミュージカルヒットナンバー「二人でお茶を(Tea for Two)」(1925)なので、サントラには未収録です。






【各話で流れるスコア(詳細版)】

もしかしたら聴き逃しがあるかもしれませんが、こんな感じです。上から時系列順。数字はサントラのトラック番号です。



▼第1話「さばんなちほー」

03. 風を感じて
14. てんやわんや
17. ほがらかな2匹
16. かわいい2匹
03. 風を感じて
14. てんやわんや(一瞬)
12. セルリアン
05. 凪
16. かわいい2匹
15. 動物紹介
09. 楽しい仲間達
07. 水辺のやすらぎ
17. ほがらかな2匹
02. ジャングルの中で
12. セルリアン
16. かわいい2匹
05. 凪
14. てんやわんや
02. ジャングルの中で
09. 楽しい仲間達
18. さわがしい2匹



▼第2話「じゃんぐる」

09. 楽しい仲間達
02. ジャングルの中で
09. 楽しい仲間達
14. てんやわんや
09. 楽しい仲間達
03. 風を感じて
02. ジャングルの中で
17. ほがらかな2匹
16. かわいい2匹
14. てんやわんや(一瞬)
17. ほがらかな2匹
08. とぼけた仲間達
08. とぼけた仲間達
15. 動物紹介
07. 水辺のやすらぎ
09. 楽しい仲間達
16. かわいい2匹
03. 風を感じて
03. 風を感じて
14. てんやわんや
16. かわいい2匹
15. 動物紹介



▼第3話「こうざん」

02. ジャングルの中で
09. 楽しい仲間達
14. てんやわんや(一瞬)
03. 風を感じて
03. 風を感じて
03. 風を感じて
09. 楽しい仲間達
01. サンドスター
08. とぼけた仲間達(音数を減らしたヴァージョン)
15. 動物紹介
14. てんやわんや
16. かわいい2匹
03. 風を感じて(音数を減らしたヴァージョン)
03. 風を感じて
16. かわいい2匹
08. とぼけた仲間達
10. けもの達のいきづかい
18. さわがしい2匹



▼第4話「さばくちほー」

04. スコールが来た!(打楽器パート)
04. スコールが来た!(サスペンス調パート)
09. 楽しい仲間達
02. ジャングルの中で
08. とぼけた仲間達
06. 洞窟の奥
04. スコールが来た!(打楽器パート)
15. 動物紹介
06. 洞窟の奥
14. てんやわんや
17. ほがらかな2匹
09. 楽しい仲間達
12. セルリアン
08. とぼけた仲間達
06. 洞窟の奥
07. 水辺のやすらぎ
09. 楽しい仲間達
16. かわいい2匹
15. 動物紹介
18. さわがしい2匹



▼第5話「こはん」

07. 水辺のやすらぎ
08. とぼけた仲間達
09. 楽しい仲間達
17. ほがらかな2匹
08. とぼけた仲間達
03. 風を感じて
02. ジャングルの中で
17. ほがらかな2匹
09. 楽しい仲間達
15. 動物紹介
17. ほがらかな2匹(音数を減らしたヴァージョン)
14. てんやわんや
19. お家ができた!
07. 水辺のやすらぎ
09. 楽しい仲間達
09. 楽しい仲間達
08. とぼけた仲間達
09. 楽しい仲間達
17. ほがらかな2匹
19. お家ができた!
03. 風を感じて
05. 凪
18. さわがしい2匹
10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)



▼第6話「へいげん」

10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)
09. 楽しい仲間達
20. けもの達のたたかい(イントロ部分)
13. 不安な瞬間(バックのシンセ部分)
17. ほがらかな2匹
08. とぼけた仲間達
04. スコールが来た!(打楽器パート)
17. ほがらかな2匹(ピッチ低め)
10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)
20. けもの達のたたかい(篠笛パート)
20. けもの達のたたかい(三味線パート)
20. けもの達のたたかい(篠笛パート)
09. 楽しい仲間達
08. とぼけた仲間達
15. 動物紹介
04. スコールが来た!(打楽器パート)
10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)
20. けもの達のたたかい
20. けもの達のたたかい
08. とぼけた仲間達(テンポ早め)
13. 不安な瞬間(バックのシンセ部分)
20. けもの達のたたかい
20. けもの達のたたかい(篠笛部分)
16. かわいい2匹
06. 洞窟の奥
18. さわがしい2匹



▼第7話「じゃぱりとしょかん」

05. 凪
09. 楽しい仲間達(一瞬)
16. かわいい2匹
03. 風を感じて
06. 洞窟の奥
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
14. てんやわんや
17. ほがらかな2匹
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
08. とぼけた仲間達(テンポ早め)
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
08. とぼけた仲間達
15. 動物紹介
21. けもの達のクッキング
03. 風を感じて
21. けもの達のクッキング
08. とぼけた仲間達
06. 洞窟の奥
09. 楽しい仲間達
16. かわいい2匹
18. さわがしい2匹



▼第8話「ぺぱぷらいぶ」

07. 水辺のやすらぎ
05. 凪(バックトラック部分)
17. ほがらかな2匹
08. とぼけた仲間達
「大空ドリーマー(インスト)」
09. 楽しい仲間達
05. 凪
22. 一筋縄ではいかないミーティング
09. 楽しい仲間達
15. 動物紹介
22. 一筋縄ではいかないミーティング
07. 水辺のやすらぎ(バックトラック部分)
22. 一筋縄ではいかないミーティング
09. 楽しい仲間達
13. 不安な瞬間
11. けもの達の哀しみ
05. 凪
22. 一筋縄ではいかないミーティング
「大空ドリーマー」
09. 楽しい仲間達
03. 風を感じて
16. かわいい2匹
18. さわがしい2匹



▼第9話「ゆきやまちほー」

07. 水辺のやすらぎ(ストリングスパートのみ)
23. 自然の中で
09. 楽しい仲間達
03. 風を感じて
13. 不安な瞬間(バックのシンセ部分)
19. お家ができた!
14. てんやわんや
17. ほがらかな2匹
03. 風を感じて
23. 自然の中で
24. ほっこり温泉
15. 動物紹介
18. さわがしい2匹
06. 洞窟の奥
24. ほっこり温泉
03. 風を感じて
12. セルリアン
03. 風を感じて
「アプリ版BGM」
24. ほっこり温泉
09. 楽しい仲間達
10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)
18. さわがしい2匹



▼第10話「ろっじ」

02. ジャングルの中で
17. ほがらかな2匹
03. 風を感じて
25. けものおばけ
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
09. 楽しい仲間達
17. ほがらかな2匹
25. けものおばけ
25. けものおばけ(イントロ)
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
15. 動物紹介
18. さわがしい2匹
25. けものおばけ
05. 凪
14. てんやわんや
25. けものおばけ
09. 楽しい仲間達
05. 凪
25. けものおばけ
14. てんやわんや
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
08. とぼけた仲間達
25. けものおばけ
05. 凪(バック部分)
16. かわいい2匹
07. 水辺のやすらぎ
18. さわがしい2匹



▼第11話「せるりあん」

06. 洞窟の奥
26. 強大な敵
06. 洞窟の奥
05. 凪
12. セルリアン
13. 不安な瞬間(バックのシンセ部分)
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
14. てんやわんや
18. さわがしい2匹
10. けもの達のいきづかい(バックのシンセ部分)
10. けもの達のいきづかい
12. セルリアン
05. 凪
05. 凪
26. 強大な敵
12. セルリアン
26. 強大な敵
12. セルリアン



▼第12話「ゆうえんち」

06. 洞窟の奥
25. けものおばけ
26. 強大な敵
12. セルリアン
「ようこそジャパリパークへ」
26. 強大な敵
05. 凪
11. けもの達の哀しみ
13. 不安な瞬間(バックのシンセ部分)
14. てんやわんや
16. かわいい2匹
「二人でお茶を」
05. 凪
27. ようこそジャパリパークへ ~orgel ver.~
09. 楽しい仲間達
28. フィナーレ



▼12.1話「ばすてき」

18. さわがしい2匹
09. 楽しい仲間達



▼オリジナルドラマ「じゃぱりまんがり」

21. けもの達のクッキング
18. さわがしい2匹
16. かわいい2匹(マリンバパート抜き)
09. 楽しい仲間達
17. ほがらかな2匹
13. 不安な瞬間(バックの「ボン、ボン」という単音部分)
14. てんやわんや
15. 動物紹介
22. 一筋縄ではいかないミーティング
22. 一筋縄ではいかないミーティング
07. 水辺のやすらぎ
01. サンドスター
22. 一筋縄ではいかないミーティング
14. てんやわんや
09. 楽しい仲間達
21. けもの達のクッキング
16. かわいい2匹


http://kemono-friends.jp/


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『TVアニメ「けものフレンズ」オリジナルサウンドトラック』
[VIZL-1164|JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント|2017.06.07]


01. サンドスター
02. ジャングルの中で
03. 風を感じて
04. スコールが来た!
05. 凪
06. 洞窟の奥
07. 水辺のやすらぎ
08. とぼけた仲間達
09. 楽しい仲間達
10. けもの達のいきづかい
11. けもの達の哀しみ
12. セルリアン
13. 不安な瞬間
14. てんやわんや
15. 動物紹介
16. かわいい2匹
17. ほがらかな2匹
18. さわがしい2匹
19. お家ができた!
20. けもの達のたたかい
21. けもの達のクッキング
22. 一筋縄ではいかないミーティング
23. 自然の中で
24. ほっこり温泉
25. けものおばけ
26. 強大な敵
27. ようこそジャパリパークへ ~orgel ver.~
(作曲:大石昌良/編曲:立山秋航)
28. フィナーレ


音楽(作編曲):立山秋航


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2017年6月1日木曜日

ミステリマガジン2017年7月号特集「このミステリ・コミックが大好き」のコミックガイドに参加&コラムを寄稿いたしました



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 早川書房より5月25日に発売となりました、《ミステリマガジン》2017年7月号【特集:このミステリ・コミックが大好き!】の、「コミックガイド50選」(編集部・選)にライターとして参加させていただきました。1作品=1ページずつの紹介で、私、糸田は10作品=10ページ担当しています。さらに、「ミステリコミックDISC SIDE C」として、1982年の『エロイカより愛をこめて』から、2016年の『ドロヘドロ オリジナル・サウンドトラック』まで、サントラやイメージアルバム十数作品を、3ページにわたって紹介するコラムを書かせていただきました。「SIDE C」なのは、Comicの「C」にかけてのものなんですけど、前号(5月号)の北欧ミステリ特集では「SIDE A」「SIDE B」と銘打ったコラムを書かせていただいたので、それにも引っかけています。











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 ちなみに、ミステリマガジンで広範的なコミック特集が組まれるのは、1994年5月号「マンガこそ密かな愉しみ」以来。『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』は連載まもなかったこともあってか、このときの特集ではまだ名前が挙がっていなかったんですね。2017年7月号は「金田一少年」「コナン」以降の作品を追っていっているので、二十数年分のアップデートですね。日下三蔵氏と北原尚彦氏の19ページにわたる対談「ミステリ・コミック『金田一少年の事件簿』~現在まで」では、ざっとみただけでも90年代以降の作品タイトルが100以上は登場していました。『名探偵コナン』の単行本が全世界で累計二億冊を突破し、新谷かおる先生が休筆を発表され、『BLACK LAGOON』『ギャラリーフェイク』の連載再開のニュースがあったりと、今号の前後にかけてタイムリーな話題もあったなあと。


「コミックガイド50選」で私がガイドを担当した10作品。いずれも強くおススメいたします。そしていま、このタイミングで、オガツカヅオ氏、梶本レイカさんをミステリ雑誌という場でご紹介できたのは、タイムリーだなという想いが少なからずあります。新装版と続巻の邦訳が続々刊行されている『ブラックサッド』も、野村亮馬氏がkindleオンリーで世に問うた『インコンニウスの城砦』も。手に取っていただくキッカケに少しでもなりましたら、これに勝る喜びはないです。どうぞよろしくお願いいたします。




▼写楽麿[原作]/小畑健[作画]『人形草紙あやつり左近』
▼たかしげ宙/皆川亮二『KYŌ』
▼フアン・ディアス・カナレス[原作]/フアンホ・ガルニド[作画]『ブラックサッド 黒猫探偵』
▼カネコアツシ『SOIL』
▼久正人『ジャバウォッキー』
▼オガツカヅオ『りんたとさじ』
▼梶本レイカ『コオリオニ』
▼藤田和日郎『双亡亭壊すべし』
▼山本英夫[原作]/池上遼一[作画]『アダムとイブ』
▼野村亮馬『インコンニウスの城砦』


※129ページの『アダムとイブ』のタイトルで「アダムとイヴ」(“ヴ”)となっていますが、正しくは「アダムとイブ」(“ブ”)です。また。本文で“「事件」のパートが”となっている箇所は「後」の一文字が抜けており、正しくは“「事件後」のパートが”です。以上二点、訂正いたします。


そしてガイドを読まれた方に、少し補足をば。


★『人形草紙あやつり左近』の項で、原作者の写楽麿(宮崎まさる)氏が関わられた推理クイズ本『あなたは犯罪心理捜査官』(作田明監修/1996年)にも触れたのですが、これがその本です。90年代はプロファイリングブームだったんですよね。



近年、電子書籍版が出ています。

<推理クイズ>あなたは犯罪心理捜査官
G.B. (2014-05-08)
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★『KYŌ』は2016年6月より小学館から電子書籍版が配信されております。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09122837


KYO
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小学館 (2016-06-17)



★〈ブラックサッド〉シリーズは、1~5巻すべての電子書籍版も出ております。
http://www.ebookjapan.jp/ebj/362017/volume1/
http://www.dlsite.com/comic/work/=/product_id/BJ106296.html


ブラックサッド 黒猫探偵 (EUROMANGA COLLECTION)
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★『りんたとさじ』の書籍版は現在在庫切れですが、電子書籍版が配信されております。
https://honto.jp/ebook/pd_27326650.html

りんたとさじ
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朝日新聞出版 (2014-03-31)


 また、5月29日に、リイド社のWEBコミックサイト「リイドカフェ」内のコンテンツ「劇画狼のエクストリームマンガ学園」にて、オガツカヅオ氏の単行本未収録作「こくりまくり」が公開されました。ストレンジなラブコメ展開からの、ぐるんとした転回、からのラストのセリフ。ホラーで、それでいてエモい。素晴らしい短編です。それ以前に公開された、「よふさぎさま」もオススメです。
http://leedcafe.com/webcomic/exmanga017/


★『インコンニウスの城砦』のAmazon Kindleページのリンクです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01MY4BFRD





 ミステリマガジン1994年5月号特集「マンガこそ密かな愉しみ」の表紙と目次がこちら。エラリイ・クイーンのコミカライズについてのコラムの邦訳や、フランス文学者/翻訳家の平岡敦氏が、バンドデシネの大家であるエンキ・ビラルの作品を紹介されていたり、美術・映画評論家の滝本誠氏がノワールコミックの文脈でフランク・ミラーのグラフィックノベル『ハードボイルド』に言及されていたり、『信長』『パイナップルARMY』などの原作者である工藤かずや氏のコラムなども載っていました。“ミステリ・ファンに捧げるブックガイド 独断と偏見によるベスト・コミック100冊”は、一ページに六作品というギッシリした体裁で、各作品が200字程度で紹介されています。一作家一作品という縛りではないので、たとえば手塚治虫氏は七作、萩尾望都さんは五作紹介されています。下記にタイトルをまとめてみました。





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ミステリマガジン1994年5月号
特集「マンガこそ密かな愉しみ」
“ミステリ・ファンに捧げるブックガイド 独断と偏見によるベスト・コミック100冊”

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『エロイカより愛をこめて』青池保子
『魔弾の射手』青池保子
『夜の魚』吾妻ひでお
『魔楽』石井隆
『鏡の国の戦争』いしいひさいち
『COMICAL MYSTERY TOUR 赤禿連盟』いしいひさいち
『うえぽん』いしかわじゅん
『ドラゴン式』いしかわじゅん
『有閑倶楽部』一条ゆかり
『隣人13号』井上三太
『寄生獣』岩明均
『骨の音』岩明均
『アリスにお願い』岩舘真理子
『雲の名前』岩舘真理子
『帽子男は眠れない』上野顕太郎
『家栽の人』毛利甚八原作/魚戸おさむ作画
『仔猫のスープ』内田春菊
『闇のまにまに』内田春菊
『星の時計のLiddell』内田善美
『GOOD BYE』内田美奈子
『洗礼』楳図かずお
『わたしは真悟』楳図かずお
『踊る警官』浦沢直樹
『パイナップルARMY』工藤かずや原作/浦沢直樹作画
『MASTERキートン』勝鹿北星原作/浦沢直樹作画
『ロジオンロマーヌイチラスコーリニコフ』大島弓子
『気分はもう戦争』矢作俊彦原作/大友克洋作画
『童夢』大友克洋
『ツーリング・エクスプレス』河惣益巳
『ハンサムウーマン』プランダ村脚本/鎌田洋次作画
『沈黙の艦隊』かわぐちかいじ
『ゲートボール殺人事件』川原泉
『エスの解放』倉多江美
『いつもポケットにショパン』くらもちふさこ
『黒い羊』黒川あづさ
『T・E・ロレンス』神坂智子
『ゴルゴ13』さいとう・たかを
『キムチ』坂田靖子
『バジル氏の優雅な生活』坂田靖子
『食卓の魔術師』佐々木倫子
『ペパミント・スパイ』佐々木倫子
『ミノタウルス』ささやななえ
『青また青』伸たまき
『PALM(パーム)』伸たまき
『伯爵と呼ばれた男』高口里純
『仮面少年』高橋葉介
『夢幻紳士』高橋葉介
『アフリカの太陽』たがみよしひさ
『NERVOUS BREAKDOWN』たがみよしひさ
『事件屋稼業』関川夏央原作/谷口ジロー作画
『ゲンセンカン主人』つげ義春
『アドルフに告ぐ』手塚治虫
「カノン」手塚治虫
『きりひと讃歌』手塚治虫
『七色いんこ』手塚治虫
『人間昆虫記』手塚治虫
『バンパイヤ』手塚治虫
『三つ目がとおる』手塚治虫
『犬家の一族』とり・みき
『DAIHONYA』とり・みき
『パズルゲーム☆はいすくーる』野間美由紀
「アメリカン・パイ」』萩尾望都
「完全犯罪」萩尾望都
『残酷な神が支配する』萩尾望都
『トーマの心臓』萩尾望都
『訪問者』萩尾望都
『ポーの一族』萩尾望都
『兎が走る』小池一夫原作/弘兼憲史
『人間交差点』矢島正雄原作/弘兼憲史
『BAR レモン・ハート』古谷三敏
『ギャラリーフェイク』細野不二彦
『東京探偵団』細野不二彦
『鉄コン筋クリート』松本大洋
『パタリロ!』魔夜峰央
『裂けた旅券』御厨さと美
『XDay』三原順
『はみだしっ子』三原順
『座敷女』望月峯太郎
『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』森川久美
『Shang-hai 1945』森川久美
『ゼネツィオの庭』森脇真末味
『空色冷蔵庫』森脇真末味
『不安の立像』諸星大二郎
『ぼくとフリオと校庭で』諸星大二郎
『虹色のトロツキー』安彦良和
『光る風』山上たつひこ
「クリスマス」山岸涼子
「天人唐草」山岸涼子
『パイド・パイパー』山岸涼子
『摩天楼のバーディー』山下和美
『紅色魔術探偵団』山田章博
『KILLA』大和和紀
『新・のぞき屋』山本英夫
『吉祥天女』吉田秋生
『BANANA FISH』吉田秋生
『Y氏の隣人』吉田ひろゆき
『いたいけな瞳』吉野朔実
『HAPPY AGE』吉野朔実
『La Maschera』吉野朔実
『大逃亡』和田慎二

2017年5月25日木曜日

『ドラキュラ紀元』コミカライズ第四章、五章が6月21日、7月26日リリース。書籍版は11月刊行。

キム・ニューマン〈ドラキュラ紀元〉新作短篇、コミカライズ、第五作目が今年続々刊行予定

『ドラキュラ紀元』コミカライズ第一章~三章が3月22日、4月19日、5月24日リリース。カバー画バリアント多数



Anno Dracula - 1895: Seven Days in Mayhem
Kim Newman
Titan Comics (2017-11-14)
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 表題の通り、キム・ニューマン原作/ポール・マキャフリー作画による、〈ドラキュラ紀元〉シリーズのオリジナル・コミカライズであり、『ドラキュラ紀元』(1888年)と『ドラキュラ戦記』(1918年)の間隙のエピソードを描く『Anno Dracula 1895: Seven Days in Mayhem』の後半残り二章が6月と7月に刊行されます。カバー絵は各三種あり。また、第一~五章の全チャプターを収録した書籍版が11月14日に刊行予定です。なお、 『Anno Dracula 1999: Daikaiju』として当初アナウンスされていたシリーズ第五作目は『Anno Dracula: One Thousand Monsters』タイトルが変更されています。10月3日発売。そして、ニューマンが過去25年のあいだに《Empire Magazine》で書いてきた映画批評をまとめた『Video Dungeon』のカバーが出ました。9月26日発売。



『Anno Dracula #4』
Anno Dracula #4
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▼タイプA(ポール・マキャフリー画)
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▼タイプB(マーティン・スティッフ画)
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▼タイプC(トム・マンドレイク画)
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『Anno Dracula #5』
Anno Dracula #5
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Titan (2017-07-26)



▼タイプA(ポール・マキャフリー画)
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▼タイプB(ジェフ・ゾルナウ画)
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▼タイプC(トム・マンドレイク画)
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Anno Dracula - One Thousand Monsters
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Video Dungeon
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2017年5月22日月曜日

愉快で豪快なレシピ集、十九年ぶりに邦訳版復刻。『ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本』

復刻版 ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本
ラフカディオ・ハーン
CCCメディアハウス
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『ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本』復刻版を入手し、久々に読み返しました。早々に絶版になり、古書価万単位がザラだった1998年刊行の阪急コミュニケーションズ版からじつに19年目の復刻。感慨深いものがあります。また、今回のCCCメディアハウス版は、電子版も同時刊行されていて、これまたありがたい。本書は、ハーンがニューオーリンズで新聞記者をやっていたころに、現地の人たちから聞き書きしたものをまとめたレシピ集。抄訳なので全てのレシピが掲載されているわけではないのだけれども、スープ、魚、獣肉、鶏、野菜、卵、デザートから病人食に至るまでのレシピが豊富に網羅されており、これらを編纂したハーンの力の入りようもうかがえます。ザリガニや亀、蛙料理なんてのもあったり、冷蔵庫なんてものがなかった時代ゆえに作り方が大雑把で回りくどく、用意する材料の分量も相当(ザリガニ50匹とか)なので、レシピ本として実践するにはやや難度が高い(むしろその通りにつくるとエライことになる)。でも、各家庭ならではのレシピといったところで、味わい深いものがあるし、パラパラとめくって読むぶんには楽しい内容。多様なクレオール文化の一端をほんの少し垣間見れた気にもなる。ちなみにタルタルソースのレシピのくだりでは、まずタタール人を暗殺してその臓物を取り出すところから始まる……のだけれども、これはハーンが記者をつとめる新聞の受け持ちコラムで書いたジョークレシピ。流石の購読者もこれには苦笑い……したのかどうかはともかく、スパイシーな書き口だなあと。



こちらは原典の『Lafcadio Hearn's Creole Cook Book』

Lafcadio Hearn's Creole Cook Book
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Lafcadio Hearn
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以下は余談。



『怪談』以前の怪談―小泉八雲こと、ラフカジオ・ハーンの原稿選集
ラフカディオ ハーン
同時代社
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 ハーンの新聞の記者時代の記録集。実際に起こった血なまぐさい事件(マーダーケース)のレポートが多く、なるほど現実的な怪談を語っている。若干誇張はあるようには思うものの、子細に描かれる屍体の描写(カリカリになった焼死体の黒焦げの頭蓋骨からのぞく煮え立った両眼の残骸など)の名状しがたさに、ハーンの観察眼の非凡さの一端が窺えるようで興味深い。「皮なめし場殺人事件」の記事は、本書のハイライト。




カリブの女
カリブの女
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ラフカディオ ハーン
河出書房新社
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 来日以前にハーンが書いた唯二の中篇小説「チータ」「ユーマ」を収録。エキゾチックな島国の風俗や自然描写の美しさ、そして激しさをふんだんに絡めつつ、文化同士の間にある隔たり、そして異文化ひいては他者への理解を見据えたテーマは、来日後の彼の再話作品へのつながりをうかがい知る上でも興味深い内容ではないかと。クライマックスのシーンの鮮烈さや、結末の余韻もきわだっている。




文学における超自然の恐怖
大瀧 啓裕
学習研究社
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 かのH・P・ラヴクラフトはハーンの著作を読んでおり、「数多くのロースト・ビーフ型の作家には不可能な幻想をつくりだす」と、かなり好意的な評を残しており、ハーンへの言及ふくむラヴクラフトの一連の怪奇・幻想文学評論は『文学における超自然の恐怖』に収録されております。もしハーンとラヴクラフトが邂逅したら、と考えたことはあるのだけれども、ハーン(1850―1904)、ラヴクラフト(1890―1937)なので、生きた時代には数十年ほどの隔たりがあり、現実には邂逅する余地はなかったというのが事実(ちなみに、ラヴクラフトがプロビデンスで生まれた1890年8月は、ハーンが松江に教師として着任した月)。しかしながら、両者のブードゥーへの興味やアウトサイダーとしての視点には共通点を見出せるのではないかなと。

2017年5月6日土曜日

「スクランブルド・ロック」の魅力と真髄 ― デーモン閣下『EXISTENCE』(2017)

EXISTENCE(初回生産限定盤)(DVD付)
デーモン閣下
アリオラジャパン (2017-03-15)
売り上げランキング: 790


 デーモン閣下、五年ぶりとなるオリジナルソロアルバム。プロデュース(と演奏)は、2007年から2010年にかけてのカバー三部作〈GIRLS' ROCK〉シリーズ。ヒダカトオル 、小柳ゆき、赤飯らとコラボした2012年作『MYTHOLOGY』に引き続き、北欧のメロディック・ハード・ロック・バンド GRAND ILLUSIONのフロントマン アンダース・リドホルム。バッキングヴォーカルで同バンドのペア・スヴェンソンも参加。ドラムスはほぼ全曲グレッグ・ビソネットが叩いています。「小暮伝衛門」名義の1stソロアルバム『好色萬声男』(1990)はもちろん、スクーデリア・エレクトロのプロデュースのもと「!」名義で発表した『ASTRODYNAMICS』(2000)、岡村靖幸らのプロデュースによる『WHEN THE FUTURE LOVES THE PAST ~未来が過去を愛するとき~』(2003)、森岡賢、石黒彰ら五人のアレンジャーを迎えた『SYMPHONIA』(2002)など、デビュー時から一貫してバラエティに富んだ「スクランブルド・ロック」な楽曲と積極的なコラボレーションを展開し、如何様なアレンジでも対応できるスタイルを確立してきた閣下が、北欧の仕事人アンダースとともにメロハー、ポップチューン、ロックオペラ、そしてメタルで魅せたのが本作。『テラフォーマーズ』原作者である貴家悠、作家のブルボン小林(長嶋有)&羽田圭介ら、三人の「わかっている」ゲスト作詞家の参加もトピックとなっています。


EXISTENCE
EXISTENCE
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デーモン閣下
アリオラジャパン (2017-03-15)
売り上げランキング: 30,382


 先行トラック"ゴールはみえた"は、GRAND ILLUSIONよろしくの北欧メロディック・ハード・ロック・マナーたっぷりで、そこに閣下の歌唱力が合わさるともう無敵たる仕上がり。表題の「EXISTENCE」と繋がる"Just Being ―ここにいる そこにいる―"は、エレクトロ・ハードポップな趣向。続く、"Shibuya Scrambled Crossing"は、"ゴールはみえた"と双璧を成す(閣下談)メロハーテイストの一曲にして、当初アルバムタイトル候補として構想されていた「スクランブル交差点」「渋谷」の名残ともなっています。アニメ第二期「テラフォーマーズ リベンジ」に聖飢魔IIが新曲タイアップをした縁から貴家悠氏が作詞提供した"地球へ道づれ!"は荘厳なコーラスに彩られたミドルテンポのシリアスな曲調にのっかる「生まれているぞ覚悟しろ」「親にも神にも感謝はしなくていいが取引先には感謝しろという」といった内容の身も蓋もない詞が秀逸。"てふのやうにまひ"はお約束のヘヴィメタル、聖飢魔II様式のキラーチューン。故.モハメド・アリの代名詞的フレーズ「蝶のように舞い 蜂のように刺す」をストレートにサビに持ってきて、朗々たる歌唱でキメこむあたり実に閣下。文字通り必殺の一曲。

 ブルボン小林氏の作詞提供曲"方舟の名はNoir"は本作随一の収穫かもしれない。ノアの方舟とノワールをかけた楽曲の当初のタイトルは「ほほえみ仏壇返し」。キャンディーズの"微笑がえし"と、相撲の決まり手「仏壇返し(呼び戻し)」の合体というナナメ上っぷりも可笑しいし、十万年生きてきた閣下のキャリアを描いた詞のマニアックさも髄一で、曲調はシンプルなビートとクリアーなコーラスに彩られたエレポップながら、ブルボン氏の愛がめちゃくちゃ重い(笑)。「緑色の軽いカメラ」は、かつて閣下がCM出演していた「写ルンです」、「先走るお前」が聖飢魔IIの"無冠の帝王"の詞、「十月の虹」が"ASTRODYNAMICS"の冒頭の詞から来ていると知ってアアッと腑に落ちた次第。

 一曲目の"序曲"から間を空ける形で配された"深山幻想記―能Rock―"は、アルバム収録以前より歌われていた楽曲。笛演奏家・能楽一噌流笛方の一噌幸弘氏との共作曲であり、元々はインストだったものが今回ヴォーカル曲としてリメイクされたわけです。杜甫の「君見ずや、蘇徯に簡するの詩」の引用を挟むのも閣下らしい(『好色萬声男』では李白「月下独酌」を歌っていましたし)。10分を越える大曲ですが、元は笛・小鼓・大鼓のソロ回しでトータル17分あったそうで、なんとか縮めてこの形までもっていったとのこと。能管の響きが存分にフィーチャーされたダイナミックな邦楽ロックオペラです。カラっと乾いた曲調に昨今の世相を反映した"Post Truth -青空が殺気立つ―"からの"Stolen Face"は、羽田圭介氏の作詞提供曲。閣下が久しく歌っていなかった「説教メタル」の詞の路線に回帰したブラスロックチューン。なお、羽田氏はワンセンテンスごとに字数をキッチリあわせてくる几帳面さを発揮したもよう。

"FOREST OF ROCK"は、映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」の主題歌、"Heavy Metal Strikes Back ―血まみれの救世主たち―"は、仮面ライダーGIRLSの2013年のアルバム『alteration』への提供曲のセルフカヴァー。前者は、「メジャーコードは得意ではない」という閣下がつくった明快にしてキャッチーな一曲。編曲はおなじみの石垣愛氏(元 THE MAD CAPSULE MARKETS/現 Derailers)。後者はストレートなメタルチューン。聖飢魔IIの最後の大教典『LIVING LEGEND』(1999)収録の"Heavy Metal is Dead"で放ったのと同じスタイルのシャウトが盛り込まれているという「DEAD」からの「STRIKES BACK」なアンサー的趣向にもニヤリとさせられるところ。アルバムのキャッチコピーの「すべての曲に「愛」があり、すべての詩(うた)に「愛」がない」というのはまさにその通りで、愛という単語は本作の楽曲の詞には一つもないのだけど、一貫して「ヘヴィな」愛に貫かれた、スクランブルド・ロックの快作です。





デーモン閣下「EXISTENCE」インタビュー|熱狂的“信者”を迎えて放つ5年ぶりのソロ作
(from 音楽ナタリー)

千変万化・豪華絢爛の粋を尽くした、やりたい放題な傑作 ― 小暮伝衛門『好色萬声男』(1990/2016 remaster)

2017年5月1日月曜日

リリース情報・備忘録 2017年4月