2016年2月12日金曜日

ニンジャとセックスのパーティー! アメリカのコメディポップデュオ ― NINJA SEX PARTY



 今年のMAGfestの出演者のラインナップを見ていて、ふと目に止まったのがこのユニット、「NINJA SEX PARTY」。一体、ニンジャセックスパーティーってなんなんだよといったところなんですが、デジタルゴリラミュージックばりのパワーのほとばしりを感じました。NINJA SEX PARTYは、Skyhillというロック・ユニットでヴォーカリストだったダニー・セックスバング(Leigh Daniel Avidan)と、音楽ディレクターとして活動していたニンジャ・ブライアン(Brian Wecht)の二人が2009年にニューヨークで結成したコメディ・ユニットです。だからニンジャ・セックス・パーティー。YouTubeでのPRやライヴはもちろん、SXSWやコンベンション、フェスなどへの参加も活発に行い、その出で立ちとパフォーマンスで着々とファンを獲得。『NSFW』(2011)、『Strawberries and Cream』(2013)、『Attitude City』(2015)と、これまでに3枚のアルバムをリリースしており、一作目/二作目はbandcampアカウントで聴くこともできます。やたらとキャッチー、そしてメロディアスなエレクトロ・ポップ/ロックであり、ふざけているようで行き届いたアレンジのイイ曲が満載されております。








 ちなみにダニーとブライアンの二人は、ゲームを肴に愉快なトークなどを繰り広げる番組「Game Grumps」のレギュラーでもあり、同番組の出演者で結成されたナードコア&シンセポップグループ Starbombでも活動中。2013年と2015年にアルバムをリリースしております(著名なゲームキャラがアホなやり取りを繰り広げるPVも必見)。また、ギンギラギンにグラムなハード・ロック・バンド Steel Pantherとのコラボレーションも過去に行っており、スタンド使いは惹かれあうのかなどと納得してしまいました。2015年には、ピーター・S・ビーグルの傑作ファンタジー『最後のユニコーン』のアニメーション映画(1982)の主題歌"The Last Unicorn"のカヴァーをbandcampにてフリーダウンロードでリリース。これがまたオフザケ一切なしの良カヴァーなのが心ニクイ。3月4日には同曲を含むカヴァーアルバム『Under the Covers』のリリースを予定しています。選曲が絶妙。





Under the Covers
Under the Covers
posted with amazlet at 16.02.14
Ninja Sex Party (2016-03-04)

《収録曲》
①Take On Me (A-ha)
②Everybody Wants To Rule The World (Tears For Fears)
③Subdivisions (Rush)
④Your Love (The Outfield)
⑤Misunderstanding (Genesis)
⑥Rock With You (Michael Jackson)
⑦Madrigal (Rush)
⑧The Burning Down (King's X)
⑨Jump (Van Halen)
⑩We Close Our Eyes (Oingo Boingo)
⑪The Last Unicorn (America)
⑫Wish You Were Here (Pink Floyd)


http://ninjasexparty.com/
https://www.youtube.com/channel/UCs7yDP7KWrh0wd_4qbDP32g