2016年2月6日土曜日

ジェフ・ダウンズとクリス・ブレイド。二人のメロディメイカーの「イイ仕事」― Downes Braide Association『Suburban Ghosts』(2015)

Suburban Ghosts
Suburban Ghosts
posted with amazlet at 16.02.05
Downes Braide Association
Imports (2015-11-13)
売り上げランキング: 158,000


 ASIA、BUGGLES、ICON、YES、その他数々のプロジェクトに名を連ねる多忙なキーボーディスト/コンポーザーのジェフ・ダウンズと、トレヴァー・ホーンやロル・クレームらが名を連ねるプロデューサーバンド Producersに参加し、現在は同バンドのアッシュ・ソーン、IT BITESのリー・ポメロイと共にメロディアス・ポップス・トリオ This Oceanic Feelingを立ち上げ活動しているクリス・ブレイド(ブリトニー・スピアーズやビヨンセ、マーク・アーモンドなどへも楽曲を提供しているヒットメイカーでもあります)が2012年に結成したデュオ・ユニット ダウンズ・ブレイド・アソシエイションの2ndアルバム。ピアノ/シンセプログラミングに、クリスのヴォーカルを載せて仕上げられたメロディアスなポップ・アルバムです。あくまでシンプル、あくまでオーソドックス。しかし、「ふーん、よくあるサイドプロジェクトでしょう?」と思ってスルーしちゃあいけませんよ! 方や60代、方や40代と、年齢もキャリアもひとまわり異なれど、ともにメロディメイカーとして第一線での活動を続けている二人なだけに、どこをどうすれば聴き手の琴線に触れるのかということを熟知した音づくり/曲づくりが一切の気負いのない形で提示されており、たまらないです。




 前作でも組曲形式の楽曲を収録していましたが、本作でも三つのパートを設けたアルバムタイトル曲を収録。全体的にはよりコンパクトで、よりウェットなメロディを追求した仕上がりになっており、ニューウェイヴ・ポップ調の"Machinery of Fate"からマジカルなポップセンスが滲み出ております。切ないメロディーラインに往年のBUGGLESも浮かびますが、どこまでもポップ職人的な面でALAN PARSONS PROJECTにも通じるものがあります。全曲が珠玉であり、そのなかでも特筆すべきは前述の"Machinery of Fate"や"Suburban Ghosts Part.1~3"、甘酸っぱいメロディとヴォーカルラインが詰まった"Time Goes Fast"。そして2014年のレコード・ストア・デイに際してLPシングルとして限定リリースもされた"Dreaming of England"でしょうか。同曲はブリティッシュ・ポップの魅力全部載せといった感のある楽曲で、リー・ポメロイがベースで、元XTC~現Big Big Trainのデイヴ・グレゴリーがギターソロで参加し、興趣を添えています。




http://downesbraide.com/
https://www.facebook.com/Geoffrey.Downes.Official/

「Interviews:Chris Braide / Downes Braide Association」
(from Dutch Progressive Rock Page|2015.11)

0 件のコメント:

コメントを投稿